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ブラジルの庶民の生活にふれてみたいと思うならば、その格好の見どころがフェイラと呼ばれる朝市です。いずれの都市でも月曜日を除いて毎日あちこちの住宅街にフェイラが立ちます。天幕を張ったフェイランテ(朝市業者)の数は多いところで150軒くらい。野菜や果物、魚介、鶏肉、卵など新鮮な食べ物がずらりと並び、主婦たちは、ここで一週間分の食材を買い求めます。活気と喧騒に満ちた朝のフェイラを覗いてみますと、フェイランテには日系人が多く、日本移民がかつて移住後の職業として農業をはじめたことから農作物の卸商、小売商分野に従事した人が多いためではないかと思われます。また、果物の豊富さには目をうばわれるほどで、葉野菜、根菜、果物など日本にあるものはほとんどあり、同じカボチャやキュウリ、ナスでも現地の品種とが仲良く並んでいます。熱帯から温帯にまたがる豊穣の地とあって、ブラジルでは、バナナ、パイナップル、マンゴー、みかんは一年を通じて朝市の主役ですし、強い芳香を漂わせるカランボーラ、ジャッカ、釈迦頭、アドガボなども季節に応じて市場を賑わせます。これらトロピカルフルーツはアマゾン地方に種類が一層多くサンパウロ、レシフェ、ベレン、マナウスなどを訪問するなら、ぜひ中央市場を見学に加えてみてください。(平成15年9月1日発行健康生活情報誌 アライブよりサンパウロ在住ジャーナリスト 長谷部力さん記事抜粋) |